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葬儀の基礎知識

【堺市】大切な方を福祉葬(=生活保護葬・民生葬)でお見送りする為に

  • 葬儀の基礎知識

突然ですが、生活保護の受給率はご存じでしょうか。
今年に入り、厚生労働省が2024年10月に実施した生活保護被保護者調査の結果が発表されました。
これによると、全国の生活保護の受給者数は約201万人(正確には2,009,447人)にのぼり、生活保護の受給世帯数は約165万2千世帯(正確には1,652,414世帯)でした。他の詳しい数字は割愛しますが、高齢者世帯が全体の半数以上を占めております。

ここで本題に入らせて頂こうと思います。
最近、「福祉葬」でのお見送りでご依頼を頂くことがございます。
福祉葬とは、経済的な事情により一般的な葬儀を執り行うことが難しい方を対象とした、自治体が一定の支援を行う葬儀形式のことです。
今回は、福祉葬の基本的な仕組みから、堺市での利用条件や手続きの流れ、そして注意点などを解説いたします。
大切な人とのお別れはいつやって来るか予想がつかないものです。
福祉葬をご検討している方や、そのサポートを行う方にとって、この内容が第一歩となり、大切な人を後悔なく見送る為の助けになれば幸いです。

福祉葬とは?

福祉葬の意義と特徴

福祉葬とは、生活保護法第18条(葬祭扶助) [1]に基づき、経済的に葬儀を行うことが難しい方に対して、自治体が葬祭扶助の範囲内で支援して行う葬儀のことで、「生活保護葬」・「民生葬」と呼ぶこともあります。
特徴として、葬儀を行う申請者様のご負担は実質【0円】となり、生活保護を受けていらっしゃる方やそれに準じる状況である方などが利用の対象にあたります。
葬儀は大切な人を見送る為に欠かせない儀式ですが、その費用は決して安くありません。
特に生活保護を受けていらっしゃる方にとっては、葬儀費用は大きなご負担になる可能性があります。
こうした経済的な理由から、自治体が費用を負担する福祉葬が存在しております。
福祉葬では、通常の葬儀と比べて内容が簡略化されておりますが、最低限の尊厳を守った形( 直葬(=火葬式) )にて執り行われます。

福祉葬が必要とされる背景

福祉葬が必要とされる背景には、経済格差の拡大や社会的孤立の問題があります。
近年、生活保護を受けていらっしゃる世帯の増加や、また、高齢化社会の進展によって、身寄りのない高齢者や遺族がいないケースも増加しております。
こうした状況下で、葬儀費用が大きな負担となり、福祉葬の重要性が高まっております。

堺市での福祉葬の利用条件

福祉葬を利用できる対象者

福祉葬を利用できる対象者は、主に生活保護受給者がお葬儀を行う(=喪主になる)の場合 です。
自治体の基準に基づき、一定の条件を満たす場合に、葬祭扶助の利用が認められております。
ただし、福祉葬を行えるか(葬祭扶助が適用されるか)の最終的な判断は、各自治体のご担当のケースワーカーさんの判断によることが多く見受けられます。
万が一、ご心配の場合は、事前に各自治体の形式ご担当のケースワーカーさんにご相談頂くのも1つです。

ご参考までに、下に堺市各区の窓口先を記載しております。
堺区  → 堺区生活援護課  堺市堺堺区南瓦町3-1(本館2階)  TEL. 072-228-7498 
中区  → 中区生活援護課  堺市中区深井沢町2470-7(2階)   TEL. 072-270-8191
東区  → 東区生活援護課  堺市東区日置荘原寺町195-1(2階) TEL. 072-287-8110
西区  → 西区生活援護課  堺市西区鳳東町6-600(3階)    TEL. 072-275-1911
南区  → 南区生活援護課  堺市南区桃山台1-1-1(3階)    TEL. 072-290-1810
北区  → 北区生活援護課  堺市北区新金岡町5-1-4(3階)   TEL. 072-258-6751
美原区 → 美原区生活援護課 堺市美原区黒山167-1(2階)    TEL. 072-363-9315 

福祉葬の流れと手順

葬儀までの準備と手配

(0.担当のケースワーカーさんへ葬祭扶助が適用できるかの相談)
↑もしご逝去されるまでにお時間がございましたら事前にご相談下さい


1.葬儀会社へご連絡
2.担当のケースワーカーさんに連絡・葬祭扶助が適用できるかの確認・申請
 適用される場合 →葬儀費用のご負担は【0円】
 適用されない場合→葬儀費用のご負担は【ご実費】
3.葬儀日程などの打ち合わせ
4.火葬式当日 お別れ
5.ご収骨
6.ご散会

堺市で福祉葬を行う際の注意点

「葬祭扶助」申請は葬儀前に必ず申請する

葬祭扶助の申請に関して、必ず葬儀を行うまでに申請する必要がございます。
葬儀終了後の申請は受付されませんので、ご注意ください。
もし、福祉葬をご検討されているようでしたら、最初のお電話の際、もしくはお打ち合わせの際に必ず仰ってください。
「後から申請をしよう」とお考えになり、先にご自身で立て替えて、後日申請をしても受付されません。
理由として、葬儀費用の支払いが終えている、すなわち、支払える分の現金があったとみなされる為です。

「葬祭扶助」が適用されなかった場合

葬儀前までに葬祭扶助を執り行うことが条件の申請ですが、必ずしも申請が通るとは限りません
万が一、申請が通らなかった場合ですが、ご家族様がご実費にて葬儀会社へお支払い頂くことになります。
その際に、お選びになられるプランとしては、直葬プランをお選びいただくと葬儀費用を抑えることが可能となります。
また、直葬プランをお選びになられる理由として、福祉葬とお見送りの形式が同じであることも1つ挙げられます。
セレモニー真希社でも直葬をご用意しております。

お花や料理などは含まれていない

福祉葬では、生活保護法に基づく制度であり、経済的な理由で葬儀費用を捻出できない方々を支援するためにあります。
堺市では、火葬料金・ご搬送費用など火葬式を行うにあたり、必要な物品などは補助対象に含まれておりますが、お花や食事などは一切含まれておりません。
「お寺様に読経頂けるか?」というご質問を頂くこともございます。
お寺様の読経に関して、各自治体によって異なりますが、堺市で福祉葬を行う場合は葬祭扶助に含まれておりませんのでご注意ください。

福祉葬で心を込めて大切な方を見送る為に

心を込めて見送る為の工夫

福祉葬でも、故人を大切にお見送りするための工夫を行うことで、心に残るお別れを実現することが可能でございます。
まず、副葬品(お棺の中へお入れするもの)のご用意は可能でございます。
一例として、ご生前にお好きだった食べ物・飲み物・お洋服などが挙げられます
副葬品に関しては、どこまでの範囲が良いか分からないとよくご質問を頂きますので、お打ち合わせの際に、ぜひご相談ください。

福祉葬に対応している葬儀会社へ依頼する

福祉葬プランが掲載されている葬儀会社をお選びいただくと確実です。
実際に、プランやチラシに掲載されているということは、福祉葬の実施経験があることの裏返しにもなります。

セレモニー真希社では「福祉葬プラン」もご用意しておりますので、ご安心ください。

参列者への配慮ポイント

福祉葬では、参列者へ適切な配慮を行うことも重要です。
特に決められた形式、限られたお時間の中でお別れとなる為、事前の案内が欠かせません。
簡素な形式での葬儀となる為、参列者が混乱しないように配慮が必要です。
その為に、事前に参列者へは当日の流れをご説明しておくとご安心です。
その些細な一言で、来られてから火葬式のみと知ったトラブルは避けることができます。

事前相談は株式会社セレモニー真希社へ

いかがでしたでしょうか。
今回は福祉葬についてご説明をさせて頂きました。
一生に一度しかない大切な方とのお別れ・お葬式。
その最期のお別れで悔いが残らないように、お手伝いをさせて頂くことを日々心掛けております。
株式会社セレモニー真希社では葬儀のご相談を無料で承っております。
「福祉葬についてもう少し確認をしておきたい。福祉葬以外のお見送りを検討されている」など… 事前に少しだけでも相談し聞いて、決めておくだけで今抱えていらっしゃるご不安が少し晴れるかもしれません。
心配事やご不安な点等ございましたら些細なことでも構いませんので、ぜひご相談ください。

  • 葬儀費用はどのくらい掛かりますか?
  • 葬儀プランを9.8万円(税別)〜ご用意しております。その他、お客様のご要望に合わせプランをご提案させていただきます。
  • もしもの時は深夜でも対応してくれますか?
  • セレモニー真希社では、24時間365日受付対応しております。ご相談だけでも結構です。深夜・早朝でもご遠慮なくご連絡ください。 お電話はこちら0120-087-869

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