スタッフブログ
棺に入れていいもの・ダメなもの|火葬場で止められないための完全ガイド
- スタッフブログ
- 葬儀の基礎知識
「故人との最後のお別れに、大切な思い出の品を一緒に入れてあげたい」
そう願うご遺族のお気持ちは、私たち葬儀社も深く理解しております。しかし、火葬の際には入れられないものがあることをご存じでしょうか。火葬場で止められてしまい、せっかくの思いが叶わなかった、というお声を時折いただきます。
この記事では、棺に入れてもよいもの、入れてはいけないものを、その理由とともに詳しくご説明いたします。大切な方との最後の時間を、後悔なく過ごしていただくための参考にしていただければ幸いです。
Table of Contents
棺に入れてはいけないもの

火葬の際、安全性や環境保護の観点から、棺に入れることができないものがあります。法律や火葬場の規定により明確に定められていますので、事前に確認しておきましょう。
金属類は入れられません
腕時計、メガネの金属フレーム、指輪やネックレスなどのアクセサリー類、ベルトの金具、金属部分のある入れ歯、金属製の杖などは、すべて入れることができません。
金属は火葬炉の高温でも完全には燃えず、残った金属が炉を傷つけたり、ご遺骨に混ざってしまう可能性があるためです。故人が生前愛用されていた腕時計や指輪を入れてあげたいというお気持ちは痛いほどわかりますが、ご遺族で大切に保管されることをお勧めしております。
電子機器・電池を含むものは危険です
スマートフォン、携帯電話、タブレット、電池式の腕時計、補聴器、携帯ゲーム機などの電子機器は、絶対に入れることができません。特に注意が必要なのがペースメーカーです。体内に埋め込まれている場合は、火葬前に必ず医療機関で取り出す手続きが必要となります。
電池は高温で爆発する危険性があり、特にリチウムイオン電池は非常に危険です。故人が大切にしていたスマートフォンを一緒に、というお気持ちもよく伺いますが、安全のためどうかご理解ください。スマートフォン内の写真やメッセージは、別の形で残すことができます。
ガラス・陶器類も避けてください
お酒の瓶、メガネのガラスレンズ、陶器製の茶碗や湯呑み、置物などは入れることができません。ガラスや陶器は高温で溶けてご遺骨に付着したり、破片が残って骨上げの際に危険だからです。
故人が愛飲されていたお酒を入れたいという場合は、瓶から紙コップなどに少量を移してお供えする方法があります。容器を変えれば可能な場合もありますので、葬儀社にご相談ください。
燃えにくいもの・大量のものにも注意
大量の本やアルバム、厚手の革製品やダウンジャケット、大きなぬいぐるみ、カーボン製の釣り竿やゴルフクラブなどは、燃焼に時間がかかり火葬炉に負担をかけます。また、水分の多い果物(スイカやメロンなど)も同様の理由で避けていただいています。
さらに、ビニール製品、プラスチック製品、発泡スチロール、ゴム製品、CD・DVDなどは、燃焼時に有害なガスや悪臭が発生するため、環境保護の観点からも禁止されています。
棺に入れてもよいもの

では、どのようなものであれば一緒に納めることができるのでしょうか。故人への想いを形にできるものをご紹介します。
紙類は少量であれば大丈夫です
手紙、写真、色紙、小さな千羽鶴などは入れることができます。ただし、あくまで少量であることが条件です。故人への感謝の気持ちを綴った手紙や、思い出の写真は、最後のお別れにふさわしい品といえるでしょう。
目安としては、A4サイズで5〜10枚程度です。分厚いアルバムや大量の手紙を入れたいお気持ちはよくわかりますが、火葬の妨げになってしまいます。特に思い入れのあるものを厳選していただくことをお勧めします。
生花は適量であれば美しい送り方です
花束、花びら、少量の造花(化学繊維でないもの)は入れることができます。お花で棺を飾ることは、故人への最後の贈り物として、とても美しい習慣です。
故人を優しく包み込むような、穏やかなお別れの演出となります。
衣類は薄手のものなら可能です
着物、薄手の洋服、タオル、ハンカチなどは入れることができます。故人が生前気に入っていた洋服や、思い出の詰まった着物を一緒に、というご希望はよく伺います。
ただし、厚手のものや化学繊維が多く含まれるものは避けてください。綿や絹など天然素材のものが望ましいです。また、ボタンやファスナーなどの金属部分がある場合は、取り外していただく必要があります。
小さな思い出の品も条件付きで
手のひらサイズの小さなぬいぐるみ、タバコ(少量)、個包装でないお菓子(少量)、化学繊維でない帽子などは、入れられる場合があります。
故人が大切にしていた小さなぬいぐるみや、愛用のタバコを一緒に、というご要望もよくいただきます。サイズや素材によって判断が異なりますので、事前に葬儀社にご相談いただくことをお勧めします。
迷いやすいもの|判断のポイント

実際のお葬式で「これは入れられますか?」とよくご質問いただくものについて、詳しくご説明します。
眼鏡・入れ歯は素材次第です
プラスチックフレームの眼鏡や、金属部分のない入れ歯であれば入れられる場合があります。ただし、火葬場によって判断が異なりますので、事前に確認が必要です。金属フレームの眼鏡の場合、レンズだけ外せば入れられることもあります。
故人が長年使っていた眼鏡を一緒に、というお気持ちはよく理解できます。素材を確認して、可能な形を一緒に考えさせていただきます。
本やアルバムは厳選が必要です
薄い本や写真数枚程度であれば問題ありませんが、分厚い本や大量のアルバムは入れられません。故人が愛読していた本を入れたい場合は、特に思い入れのあるページのみを選んで入れることをお勧めしています。
思い出の写真も同様です。すべてを入れることはできませんが、厳選した数枚であれば、故人との大切な思い出を一緒に送ることができます。
ぬいぐるみは大きさで判断します
手のひらサイズの小さなものであれば大丈夫ですが、大きなぬいぐるみは燃焼に時間がかかるため入れられません。お孫さんからのプレゼントだった小さなぬいぐるみなど、サイズが適切であれば一緒に納めることができます。
杖はほとんどの場合難しいです
木製であっても、金属部品がついている杖がほとんどです。また、長さがあるため棺に収まらないこともあります。故人が長年使っていた杖を入れたいというお気持ちはよくわかりますが、ご自宅で大切に保管されることをお勧めします。
よくある質問

Q. 棺に入れられないと言われた品物はどうすればいいですか?
ご自宅でお持ち帰りいただき、大切に保管されることをお勧めします。形見として身につけたり、お部屋に飾ったりすることで、故人を偲ぶことができます。棺に入れることだけが供養ではありません。
Q. 金属部分だけ外せば入れられますか?
はい、可能な場合があります。例えば、ベルトの金具を外す、眼鏡のフレームだけにするなど、金属部分を取り除けば入れられることもあります。ただし、事前にご相談ください。
Q. 故人が愛用していたスマートフォンを入れたいのですが…
お気持ちは大変よく分かりますが、電池の爆発の危険性があるため、どの火葬場でも禁止されています。スマートフォンはご遺族で大切に保管されることをお勧めします。中のデータを別の形で残すこともできます。
Q. ペースメーカーはどうすればいいですか?
ペースメーカーは必ず事前に取り出す必要があります。病院や葬儀社にご相談いただければ、専門の医師が対応いたします。取り出し費用は数万円程度かかる場合があります。
Q. 火葬場によってルールは違いますか?
基本的な禁止事項はどの火葬場でも同じですが、細かい判断は施設によって異なることがあります。私たち葬儀社が事前に確認いたしますので、ご安心ください。
Q. 入れたいものが多すぎる場合はどうすればいいですか?
厳選していただくことをお勧めしますが、どうしても決められない場合は、お写真に撮って数枚の写真として入れる方法もあります。また、お墓参りの際に持参されるのもよいでしょう。
Q. 当日、火葬場で止められることはありますか?
事前の打ち合わせで確認したもの以外を入れようとした場合、火葬場の職員に止められることがあります。後悔しないためにも、事前に葬儀社にご相談ください。
故人を想う気持ちを大切に

「これも入れてあげたかった、あれも入れてあげたかった」とお別れの際に感じられるご遺族は少なくありません。しかし、火葬には安全性や環境への配慮といった、守らなければならないルールがあります。
大切なのは、形ではなく気持ちです。棺に入れられなかったものも、ご自宅で大切に保管したり、形見として身につけたりすることで、故人との絆を感じ続けることができます。毎日使うことで、故人を身近に感じられることもあるでしょう。
私たち葬儀社は、ご遺族の想いと火葬のルールの間で、できる限りのご提案をさせていただきます。「これは入れられるだろうか」と迷われたら、遠慮なくご相談ください。一つひとつ丁寧に確認し、後悔のないお別れができるようお手伝いいたします。
事前に確認しておくこと

お葬式の前に、入れたいものをリストアップしておくことをお勧めします。金属部分がないか、電池が入っていないか、量は適切かを確認し、葬儀社に事前相談しておくとスムーズです。また、入れられないものがあった場合の保管方法も、あらかじめ考えておくと安心です。
事前の準備によって、当日慌てることなく、心穏やかに故人との最後の時間を過ごすことができます。
まとめ
棺に入れられないものは、金属類、電子機器や電池を含むもの、ガラスや陶器類、大量の紙類や厚手の衣類、ビニールやプラスチック製品などです。一方、少量の手紙や写真、適量の生花、薄手の衣類や布製品、小さな思い出の品は、条件付きで入れることができます。
故人との最後の時間を、心穏やかに過ごしていただくために、疑問や不安があれば、どうぞお気軽にご相談ください。私たち株式会社セレモニー真希社が誠心誠意、サポートさせていただきます。
資料請求や、生前の入会で大変お得なシンキクラブのお問い合わせも、お待ちしております。
ぜひ一度、ご連絡くださいませ。



- 葬儀費用はどのくらい掛かりますか?
- 葬儀プランを9.8万円(税別)〜ご用意しております。その他、お客様のご要望に合わせプランをご提案させていただきます。
- もしもの時は深夜でも対応してくれますか?
- セレモニー真希社では、24時間365日受付対応しております。ご相談だけでも結構です。深夜・早朝でもご遠慮なくご連絡ください。 お電話はこちら0120-087-869。




















